成長ものがたりを
7つのチャクラで表現することがあります。
生まれたときは
第1チャクラ全開の赤ん坊で、
成長して、老いていくにつれて
第7チャクラまで上昇していく。
人間の文明が成長していくものとして。
20世紀をむかえた地球の現代は、
第3チャクラのイエローをすぎ、
第4チャクラのグリーンを
めざしていると例えられます。
レッドの時代は、
生きていくことにせいいっぱい。
まだ、自我の意識は育っていません。
オレンジの時代は、
一部では自我の意識がめばえ、
集団をなして、
コミュニティを形成していく時期。
イエローの時代は、
どんどんと自我の意識が育っていき、
カリスマ的な支配者に
コントロールされていく時代。
(支配者は、政教どちらも)
これからは、
権力での支配ではなく、
ハートで感じることを大切にする、
調和と共感の時代。
さらにすすんでいくと、
文明は精神性が高い
ブルー系の時代へすすんでいくでしょう。
(宇宙にはそういう段階の文明もたくさん。)
いまは、
イエローからグリーンへといたる時期。
イエローとグリーンの間にある色は、
オリーブグリーン。
スプリンググリーンという色もあるので、
まだまだ新緑の時代といったところ。
ハートチャクラの時代、
グリーンの共感の時代に向けて、
これまでは隠されてきた
ココロの奥のことがら、本音が、
表にでてきています。
ハートチャクラのテーマは調和。
産業革命以降、
イエローの時代の価値観で、
人間の利益優先だったことも、
持続可能な成長、とか、
環境に優しい、とか、
エコについての関心が高まり、
三次元地球という
有限の世界に暮らすものすべてが
調和していくすべがないかを
模索していく時代です。
みんなが円満に。
オリーブは、
荒れ地であっても、
ながい時間をかけて根付いて、
実ります。
オリーブの果実から
オイルを精製するのも、手間がかかること。
みんなが円満になる道を探していくのは、
かんたんではないかもしれない、
けれど、
自分中心なイエローに、
内観するブルーがくわわってきた
オリーブグリーンなら、
他者の状態をおもんばかることが
できるようになっているはず。
ひとりひとりが自律的に、
自分のみならず他者の利益にも
思いをはせる。
そうして、
おたがいがよくなる
WinWinの状態をみつけていく。
自己中心的なイエローの時代に、
だれかを支配する、
だれかに支配される、
そういう関係ができていく背景にあったのは、
正しさとか強さ(勝ち負け)
みんなで円満に、
WinWinになっていくとき、
正しさや、
勝ち負けを降りていくことが必要です。
国家と国家、
民族と民族、
男性と女性、
そういった大きな単位だけではなくって、
ひとりひとりのココロの中でも。
ひとりひとりのココロの中が円満なら、
そんなひとりひとりが
たくさん集まったぜんたいも、
自然に、円満になっていくでしょう。
初々しく、ピュアに。
円満なココロで。
円満になろうとするのではなくて。
だれかのせいにする、
社会のせいにすることを降りて、
立ち止まって、
自分のココロを内観してみれば
よいのだと思います。
イエローとブルー、
色の成り立ちが教えてくれるとおりに。
世界は、
自分というフィルターをとおして
感じてみるものだから、
感じかたを見直してみる。
理解のしかたを変える。
自分の外に、悪者をつくることなく、
世界を引き受ける。
そうして、
自分が感じる世界の中では、
すべてを円満にしていく。
オリーブグリーン的な世界のとらえかたは、
そんな風なのだと感じます。
すべてを円満にしていく、
WinWinの世界。
自分ばかりを優先させていると、
争いがおこりますが、
ブルーの内観は、
自分を控えるタイミングを教えてくれます。
他人を尊重できるようになる。
争いではなく、
おたがいがよくなる道を
内観によって模索する。
自分と他人がちがうこと、
他人には自分と違うよさがあると気づく。
だから、
自分が前にでるところと、
他人に前にでてもらうところが、
わかる。
そうやって、
おたがいのいいところ、
得意なところをいかして
WinWinになっていく。
相互依存を、実現していく。
自分ができることをして、
できないことはだれかに頼って、
十人十色のこの地球で、
それぞれが、
それぞれにできるせいいっぱいのことをして、
WinWinな関係を楽しんでいきましょう。
最後に、
ちょっと、専門的なITの話題を。
私は、システムにかかわることがすきです。
(おそらく、過去の転生でも。)
教員になる学校を卒業しながら、
ワープロもパソコンも
さわったことなかったのに、
(卒論も手書き)
未経験でIT業界に就職したことも、
あとから思えば、
システムにかかわっていたかったからでした。
システムエンジニア、プログラマとして、
Windonws95が世に出るまえから
プログラムの世界にいました。
入社したころは、
C言語すらまだなくてBASICの時代、
主要言語はCOBOLでした。
業務用プログラムには
画一的な処理パターンしかなくて、
プログラムの流れは一方向、
順次制御の構造型言語でした。
イエロー的な世界。
それが、
天王星が水瓶座に入った
1995年からのIT革命で、
Windows95が登場して、
オブジェクト指向言語としてC++ができて、
処理をカプセル化した(つつみこんだ)クラスをつかう
オブジェクト指向プログラミングが登場しました。
ちょうど前年に
2つ目の会社に転職した私は、
社内のほとんどがC言語で開発している中、
C++をつかって、
オブジェクト指向プログラミングをする
プロジェクトに配属されました。
オブジェクト指向プログラミングでのクラスは、
オリーブグリーンの時代の個人のような感じ。
外部に処理を公開することなく
(ブルー的な感じ)
処理を要求されれば、
任されたことを粛々と実行して、
結果を返します。
システムの世界、
プログラムの世界は、
いわゆる目に見えない世界です。
(もちろん電気的なon offはあるわけですが)
いまの私は、
星座や星を読んで、
宇宙の流れから社会のこれからを
感じるのがすきなのですが、
IT革命の時期に、
プログラムの世界にかかわって、
みえない世界の変遷を肌で感じることができたから、
いま、
私なりの確信というか実感をもって、
社会をながめていられるのだと思います。
みえない世界はあなどれません。
世界は理由があって、
動いているのだと感じます。
みえない世界という背景があって、
連動するカタチで、
みえる世界が現出している。
*
オブジェクト指向プログラミングが
どんどんあたりまえになっていったとき、
プロジェクトで尊敬していた
先輩師匠がおっしゃっていたのは、
「これからは、エージェント指向や。」
エージェントは、
オブジェクトがさらに進化して、
より自律的に行動する状態。
エージェント指向が、
AIやロボテックス、
ファジー(あいまい)制御を
どんどん進化させているのだと思います。
自律的にというのは、
あたえられた素質をいかして、
自己責任で動いていくさま。
エージェントになろう!
そして、すべてを円満に。
オリーブグリーンの時代の
個人のありかたを、
プログラムの世界から感じてみました。