数秘術か数秘占いか?
数秘1の人、
数秘9の人、
数秘11の人、
マスターナンバーの人。
これまで数秘術では、
誕生日の8桁を足して還元した、
1桁の数字で分類されてきました。
西洋占星術に対する
12星座占いと同じ、
数秘占いの世界です。
占いの館で、
8000件以上の鑑定を重ねた今、
数秘を数秘占いにとどめるのは
もったいないと感じています。
数秘術が「数秘占い」になったのは、
近年のアメリカで、
現代数秘術と呼ばれています。
これに対して、伝統的な数秘術は、
カバラ数秘術といわれ、
古代イスラエルの神秘思想である
カバラの体系に影響されるもの。
それよりも古くは、
事象をすべて数で表せるとした
古代ギリシャの哲学者であり数学者
ピタゴラスの数秘術。
ピタゴラスの数秘術、
カバラ数秘術、
現代数秘術、
というのが、数秘術の歴史です。
*
占い師になって6年目。
鑑定を重ねて感じるのは、
おおまかに分類するにとどまらず、
もっと自由に、しなやかに、
数秘術を使いこなしていきたい、
という思い。
最近注目しているのは、
1桁に還元してしまう前の、
2桁の数字の奥深さと魅力です。
還元する前の2桁
基本の数秘についてはこちら。
同調力が高い数秘2の傾向をもつ
数秘1の自己主張が強い
純粋な数秘3
数秘9の高い観点をもち知恵があり思慮深い
円満で和やかな数秘3(19990929)
数秘11にもいろいろある。
数秘1にも、数秘3にも、、、
というのが、
還元前の2桁が大切と感じたきっかけです。
数秘11なら、11、29、38、47。
数秘1なら、10、19、28、37、46。
数秘3なら、12、21、30、39、18。
誕生日の8桁を足して、
還元して1桁にする前の数字の種類です。
*
近年の誕生日で、
誕生数が最大になるのは、
1999年9月29日生まれの「48」
誕生数が最小となるのは、
2000年1月1日、1月10日、
2000年10月1日、10月10日生まれの、
「4」
2000年代生まれの人が、
成人に達し始めて、
誕生数が小さい値になる人が増えました。
2000年代生まれの人の鑑定を重ねるうち、
還元して同じ数秘でも、
人生で感じる困難さやテーマが
違うことを実感しました。
と、同時に、
マスターナンバーの特別感が、
うすらいでいるようにも感じたのです。
ちなみに、
1900年代後半生まれの場合、
数秘33の数秘11の人が多く、
数秘22の人は少なくなっていました。
2000年代の初めには、
数秘33や数秘11の人の割合が減り、
数秘22と数秘11の人の割合がほぼ同数と
なったのです。
これは、計算上のこと。
2000年代の初めは、
9の数字が多い誕生日でも
20190929=32となり、
誕生数が33を超えることが少なくなっているのです。
マスターナンバーは文字通りの意味に
数秘占いでは、
ぞろ目を「マスターナンバー」として
強調します。
数秘11、数秘22、数秘33の人は
特別なテーマをもっている、
といった解釈があります。
鑑定を重ねて感じるのは、
マスターナンバーとは、
文字通りの意味であるということ。
その数字のテーマに
真摯に取り組む
数秘11なら「1」のテーマ。
数秘22なら「2」のテーマ。
数秘33なら「3」のテーマ。
数秘44なら「4」のテーマ。
その数字のテーマが、強調されて、
その数字のテーマに真摯に取り組むと、
人生がどんどん開かれていく。
その数字をマスターすることが、
マスターナンバーの意義。
カバラ数秘術には、カルマナンバーとされる
数字があります。
13、14、16、19という、
4つの数字です。
2000年代の初めに生まれた場合、
誕生数の2桁が、10番台になる割合が
増えています。
カルマナンバーはすべて、
10番台の数字。
鑑定をしていると、
カルマナンバーに限らず、
10番台の数秘は、成人になって、
人生のテーマが実感できるまでは、
1桁に還元した数秘のテーマを
生きることができにくいように感じます。
数秘5(14)の人は、
数秘4のテーマである安定して、
土台を築くことがテーマであったり。
数秘3(12)の人は、
数秘2の境界線がない状態で、
自分がわからない状況であったり。
つまり、
カルマナンバーと、
その他の数字の区別も、
それほど目立ってこない印象です。
西洋占星術になぞらえると、
人生のテーマ(=太陽星座)が
実感できるのは、太陽期になってから。
2024年時点で、
占いに来られる2000年代生まれの人は、
まだ、太陽期に達していません。
太陽期は25歳~35歳ほどの期間です。
マスターナンバーである
数秘11、数秘22の人も、
まだ青年モラトリアム期で、
アイデンティティの確立の途中です。
風の時代となったこともあり、
時代にあった、数秘の解釈が求めらるし、
現実的に役に立つと感じています。
2桁の数字が近いカップル
鑑定にいらっしゃる数秘33の人は
かなり多い印象です。
数秘33さんをパートナーとする人も。
最近になって意識し始めたのは、
数秘33の人のお相手が、
数秘5(32)、数秘3(30)、
数秘7(34)など、33に近い数字
だった場合。
2桁の数字が近いと、
数秘33の人が際立った印象となりにくい。
お2人が調和して、
ほどよく馴染んでいらっしゃる。
33と34、
数秘33と数秘7のテーマは、
あまり馴染まないように思いますが、
2桁にすると、数値に開きがありません。
数秘7(34)の人にとって、
数秘33の特別感は、
あまり重要にならないことがある。
数秘はグラデーション
誕生数4(数秘4)~48(数秘3)までの
グラデーションを図示しました。
上になるほど、誕生数の
数字は大きくなります。
薄いグレーで網掛けしたのが、
還元するとぞろ目になる誕生数です。
数字が大きくなるほど、
いろいろな要素を内包していて
複雑になると考えてみる。
例えば、誕生数38(数秘11)と
誕生数39(数秘3)は、
連続しています。
誕生数39(数秘3)は、
誕生数38(数秘11)よりも、
複雑な情報を内包しています。
誕生数の最大値は48で、
数秘3です。
数秘3のテーマは一般的には、
シンプルで純粋、
子どもっぽいと説明されますが、
誕生数48になると、複雑になり、
温和で落ち着いた印象になります。
こういった、
数字のもつ奥深さを、
誕生数をとおして感じていく。
誕生数は、人生のテーマ。
還元して単純化するだけでなく、
そのままの複雑さ、奥深さを、
人生にいかしていくことは、
とても興味深いです。
そして、人生のチャレンジは?
生まれ日は、
この人生に持ち込んだ、
人生の基盤、ベース。
生まれ日から、
誕生数(2桁)への飛躍、成長が、
この人生のチャレンジ。
このテーマについては、
また、後日。
・・・
人生を
ポジティブにシフトをする、
ポジティブな数秘術、はじめます。