医療ミディアム
シータ仲間で話題となっていた
メディカルミディアムを読みました。
翻訳者の寺島由美子さんの
あとがきの文章が心地よいです。
何という深い、深い愛ーー。
「メディカル・ミディアム」訳者あと書きより
(略)
幼いころから自分の意志に反して、病に苦しむ人々を救う道を歩み始めたアンソニー。それは決して楽な道ではなかったはず。そんな彼をずっと見守り、指導してきた聖霊。
(略)
アンソニーを通して聖霊が伝える食事療法は単純明快です。セロリジュースを飲み、果物と野菜を中心に据える。考えてみると、大昔の人間は自然の中にある果物や野菜をそのまま食べる、というような生活をしていたのではないでしょうか。メディカル・ミディアムはさらに、食物に限らず自然界に存在する様々なもの、そして精神的な活動が、私たちの癒しを助けてくれることも紹介しています。
現代は、科学的なことが、
大切だとされていますが、
科学もある種のナラティヴ(語り)な
アプローチ。
この本の著者の語りは、
科学的ではないけれど、
うつくしいメロディーを感じました。
*
シータヒーリングⓇでは、
直観的に身体を感じますが、
この著作から得られる観点も、
とてもプラスになると感じます。
心身の不調和、不健康な状態の
原因は人それぞれです。
大学の講義で学んだ、
「精神疾患とその治療」や、
「人体の構造と機能及び疾病」
科学的に、医学的に、
身体のこと、病気のことを学んでみても、
原因についてはわかっていません、
という但し書きがおおいのです。
・・・
脳内化学物質ドーパミンが減少することで、
この症状が起きているようだ、
なぜ減少したかの原因は不明・・・
・・・
医療技術が発達しても、
まだまだわかっていないことが多い。
起きたことへの対処療法だから。
それだけ、
人間の心と精神と身体の仕組みが、
人間の生命は、神秘的なもの。
*
人間という存在を知るために、
スピリチュアルな知見も参考にして、
尊敬と好奇心、興味をもって、
生命の神秘を感じていくのが好きです。
スピリチュアルな知見が活用され、
仮説が立てられることで、
さらに医療技術が進歩していくことを
願っています。
*
シータヒーラーとして、
本書を拝読して、
5層、6層的な印象をもちました。
知識を学び、
たくさんの知見にふれることで、
よりクリエイティブに、
直観的アナトミーを充実させることができますね。
本書から、私が感動した内容をいくつか
ご紹介します。
EBウィルス感染
原因不明な「ミステリー病」の症状は、
ウイルス感染が原因であるとのこと。
慢性疲労症候群の患者はEBウィルスの量が多く、それが中枢神経系に炎症を引き起こす神経毒を作り出すことにより、体全体が苦しめられています。最終的には副腎と消化器系が弱まり、まるでバッテリー切れのような感覚に陥るのです。
「メディカル・ミディアム」より
線維筋痛症を患う人の苦しみは紛れもなく本物で、病気によって急速に身体を蝕まれているのです。原因はEBウィルスで、中枢神経系と体内の神経の両方に炎症を起こさせているため、疼痛や接触過敏症、激しい疲労感、その他の非常に多くの問題を抱えていることになるのです。
「メディカル・ミディアム」より
2007年ごろ、私には、
ブログを通じて知り合った知人がいました。
彼女は、
線維筋痛症に苦しんでいました。
原因を究明しようともがいていた、
彼女に寄り添った日々を思い出します。
回復への第一歩は、自分の苦しみの原因がEBウィルスであり、自分のせいではないと知ることです。
「メディカル・ミディアム」より
(略)
EBウィルスがこれほどの勢力を誇る主な理由は、それが影に隠れ、潜んで活動するため、保菌者や免疫系がその存在に気づかないということです。これにより、EBウィルスの蛮行が阻止されないだけではなく、罪の意識や怖れ、無力感などの負の感情を患者が抱くことになるのです。
彼女は、
医学的な原因のみならず、
スピリチュアル的な原因も探求していました。
痛みに苦しみながら、
無力感や罪悪感を抱え、
性格にもバランスを欠いていきました。
*
自己免疫疾患についても、
著者は力説しています。
人間の体が自らを攻撃することはありません。真の原因は病原菌です。
「メディカル・ミディアム」より
(略)
多発性硬化症の原因となるEBウィルスが、さらに同じウィルスの他の種と異なる点は、それが細菌や真菌、重金属の特殊な結合体と協同で作用する、ということです。
医学的には自己免疫疾患とされる
多発性硬化症の原因はEBウィルスで、
患者は、
EBウィルスの補因子を宿していると
著者アンソニーはいいます。
補因子として、あげられているのは、
・連鎖球菌A及びB
・ヘリコバクタ―ピロリ菌、
・カンジダ菌
・サイトメガロウィルス、
・銅、水銀、アルミニウムなどの重金属。
人間の体が、自らを
攻撃することはありません。
著者の言葉が、
すーっと胸に落ちました。
カンジダ菌が補助的な因子だと
いうことも納得しました。
私たちは、
私たちの身体で奏でられる
微生物たちのハーモニーを、
もっとていねいに、興味深く、
感じていく必要がありますね。
*
ウィルス感染の同定は、
ターゲットとなるウィルスを特定して
行うもの。
EBウィルスについての研究が
進むことを祈ります。
*
コロナ禍を機に、世界で、
感染症のトラウマが浮上しました。
私も自分をヒーリングしていたとき、
マヤズムという概念を知りました。
遺伝的に引きついだ感染症トラウマや、
著者が指摘する隠れたウィルスの存在に、
医療の光が当たりますように。
私たちが、
原因不明の苦しみから解放されますように。
*
シータヒーリングⓇの「病気と障害」に、
ウィルスについての記述があります。
ウィルスは、ある種の悪性腫瘍を含むさまざまな病気の原因になりますが、実際に病気を起こすずっと前から長い間宿主に潜伏する場合があり、一度も何の症状の病気も発症しないことがあります。その一つの例がヘルペスウィルスです。かなり多くの人がこのウィルスをもっていますが、15%ほどの人しか発症しません。すべてのウィルスが生き残るための変異する能力を持っています。
2013年「シータヒーリング病気と障害」ヴァイアナ・スタイバル著
EBウィルスについては、
ヘルペスウィルスの一種であると、
国立がん研究センターのページに
このような記述がありました。
https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/modal/EBvirus.html
ヘルペスウイルスのひとつです。大部分の日本人は、乳幼児期に感染し、多くは症状が出ないため感染に気付きません。思春期以降に初めて感染すると、伝染性単核球症と呼ばれる発熱やのどの痛み、リンパ節の腫れなどの症状が一時的にみられることがあります。また、EBウイルスは、バーキットリンパ腫など一部の悪性リンパ腫や、上咽頭がんの発生と関連があることが明らかになっています。
国立がん研究センター
[エプスタイン・バール・ウイルス]英語名Epstein-Barr Virus。EBウイルスは英語名の略。
副腎疲労とアドレナリン
現代はストレス社会といわれます。
常にストレスにさらされた状態。
ストレス状態がつづくと、
自律神経系において、闘争か逃走かの
交感神経モードが続きます。
リラックスして、
人と和やかにつながっていく
副交感神経モードになりにくい。
内分泌系でも、ストレス関係の
ホルモン分泌が常態化します。
副腎は、アドレナリンなどの
ストレスホルモン分泌をつづけ、
やがて疲労していきます。
コントロールの効かなくなった副腎が、状況の変化に激しく反応し、アドレナリンを過剰に分泌することによって鬱が生じることがあります。余ったアドレナリンは、脳に蓄積されているドーパミンという幸福感を感じるのに不可欠な神経伝達物質を燃やし尽くしてしまうため、鬱状態に陥ってしまうのです。
「メディカル・ミディアム」より
副腎が放出したアドレナリンが体中を満たします。(略)なかでも特に脳の組織に充満するアドレナリンを消散させることができなければ最終的に重い鬱病につながるダメージが生じます。アドレナリンは神経伝達物質を分解する要因となり、メラトニンの産出してしまうため(略)
「メディカル・ミディアム」より
副腎が産出するコルチゾールは、
甲状腺ホルモンの働きや、レム睡眠にも
関係しているので、
副腎の疲労は、さまざまな影響をあたえます。
副腎でのアドレナリンの過剰分泌が、
他の神経伝達物質をバランスを崩してしまう。
副腎から分泌されるコルチゾールは
生命維持にもっとも重要な役割を果たす
ステロイドホルモンです。
コルチゾールの作用 | 分泌過剰症状 | 分泌低下症状 |
---|---|---|
代謝に対する作用 ・肝臓での糖新生亢進 ・グリコーゲン合成促進 ・タンパク質分解促進 ・脂質代謝作用 | 耐糖能低下(二次性糖尿病) 筋委縮 脂質異常症、中心性肥満、満月様顔貌 | 低血糖 |
免疫機能調節作用 ・抗炎症反応 | 易感染性 | |
水・電解質・血圧調整作用 ・水利尿作用 ・ミネラルコルチコイド様作用 | 高血圧、浮腫 | 低血圧 水利尿不全 |
骨代謝に対する作用 ・骨形成抑制作用 | 骨粗鬆症、尿路結石 | |
精神・神経系に対する作用 ・中枢神経の興奮性促進 | 抑うつ、不安、不眠、多幸 | 易疲労感、 食欲低下 |
ストレス応答ホルモンとしての作用 ・ストレス時の循環動態やエネルギー 代謝向上の維持 | ||
↓ クッシング病 | ↓ アジソン病 |
腎臓、副腎のあたりは、
自分の手でふれることができます。
手をあてて、ストレスから解放され
安心でいる感覚を伝えるのも、
副腎疲労を避けるために有効ですね。
主な神経伝達物質 | 名称 | 作用 |
---|---|---|
アミノ酸系 | グルタミン酸 | 中枢神経系(脳)でニューロンを興奮させる。 |
アミノ酸系 | GABA | 中枢神経系(脳)でニューロンの興奮を抑制する。 |
アミノ酸系 | グリジン | 脊髄・下位脳幹でニューロンの興奮を抑制する。 |
モノアミン系 | アセチルコリン | 骨格筋の脱分極、自律神経系の伝達、認知機能 |
モノアミン系 | ヒスタミン | 覚醒状態の維持に補助的な役割を果たす。 |
モノアミン系 | ドーパミン | 身体の運動、意欲、学習などを引き起こす。 |
モノアミン系 | ノルアドレナリン | 中枢神経系(脳)の興奮や、交感神経系の刺激など |
モノアミン系 | セロトニン | 気分、食欲、睡眠を制御する。 |
神経ペプチド | オレキシン | 中枢神経系のさまざまな部位に作用し、睡眠覚醒の制御 |
神経ペプチド | オキシトシン | 視床下部、辺縁系で作用し、信頼、愛着などの感情に関わる。 |
運動調節や意欲、学習などに関わる
神経伝達物質のドーパミン。
減少するとパーキンソン病に、
過剰になると統合失調症になるとわれています。
胃酸とアンモニア透過症
消化器系とは、胃、小腸、大腸(結腸を含む)、肝臓、胆嚢を指します。消化器系は食べ物の栄養を吸収し、老廃物や毒素を排出し、免疫系の健康を維持します。
「メディカル・ミディアム」より
その人の”強さ”は腹部に宿ります。腹部に感情が出入りする無数の孔があり、そのため感情がそこに棲みつく体に良い菌や有害な菌の数をコントロールしているのです。腹部の健康が損なわれると、直感も働かなくなります。
「メディカル・ミディアム」より
腸は第二の脳、ともいいますね。
シータヒーリングで直観的に
腸を感じていくと、そこには、
虐待や暴言などで傷ついた感情や、
飲み込み、抑え込んだ感情がたまっています。
腹に一物、腹に据える、腹に落とす。
我慢強い人、責任感を抱えた人が、
腸に潰瘍や炎症を起こす状況もあります。
胃における消化は塩酸と酵素によりなされます。塩酸と酵素によってタンパク質はより単純な形状に分解され腸でさらに消化、吸収されます。
胃に通常量の塩酸(胃酸)があれば、この過程は比較的スムーズに行われます。
しかし、塩酸の量が低下すると、食べ物は胃で十分消化されません。これはストレスやプレッシャーを感じているときに食事をするとよく起こります。タンパク質が腸の下部まで到達すると、そこではうまく分解、吸収されず、細胞が栄養を取り込むことができません。食べ物は吸収される代わりにそこに溜まり腐敗します。腐敗の過程でアンモニアが発生すると、腹部膨張感、消化不良、慢性の脱水症状を引き起こすこともあれば、まったく症状がないことしばしばあります。
「メディカル・ミディアム」より
胃酸(塩酸)がスムーズに分泌されず、
腸でアンモニアが発生するという観点が新鮮でした。
食べ物が腸管で腐敗しアンモニアが発生すると、その毒性の気体は亡霊のように浮遊し、腸壁を通り抜けて血管に侵入します。これがアンモニア透過症と呼ばれるものです。この情報がもっとも重要です。
「メディカル・ミディアム」より
著者は、
胃で塩酸が不足する原因のトップが、
アドレナリンであると指摘します。
副腎はさまざまな感情や状況に応じて56種類のアドレナリンを分泌します。怖れや怒り、嫌悪、罪悪感、羞恥心、落ち込み、ストレス等の負の感情に関するアドレナリンは、胃が塩酸を算出する能力など体のいろいろな部位の働きにダメージを与えます。ですから、慢性的にストレスや怒りを抱えていたりすると、塩酸がゆっくりと減少していく十分な原因となります。そして消化能力も低下するのです。
「メディカル・ミディアム」より
水銀(重金属)
現代の私たちの生活において、水銀やアルミニウム、銅、カドミウム、ニッケル、鉛などの毒性の重金属を体内に取り込まないことは事実上不可能です。これらの重金属はしばしば肝臓や胆嚢、腸に溜まります。重金属は消化器や血液中にある水分よりも重いため、まるで金が川底にたまるように沈んで腸管等に溜まるのです。
「メディカル・ミディアム」より
重金属の健康被害については、
広く周知されています。
https://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi/15gou/15gou_8.pdf
(内閣府食品安全委員会ホームページより)
「メディカル・ミディアム」でも、
著者がその脅威に言及しています。
重金属の最大の問題はそれが有害な菌やウィルス、真菌、寄生虫、線虫等の「エサ」になることです。つまり、これらの重金属は連鎖球菌AやB、多くの病原性大腸菌株や、クロストリジウムディフィシル菌、ピロリ菌、ウィルスを引き寄せ、これらの病原菌が毒性重金属を食べると神経毒性ガスを放出され、それがアンモニアに付着して腸の粘膜を透過します。つまりアンモニア透過症は重金属汚染という「仲間」を伴い、毒性のガスが腸の粘膜の壁から漏れ出す現象を引き起こすのです。
「メディカル・ミディアム」より
重金属の汚染については、
シータヒーリング「病気と障害」で
ヴァイアナも言及しています。
体はカドミウム、マグネシウム、亜鉛といった重金属で作られていますが、重金属は人体に有害物質になりえます。重金属は人体にとって毒性があり、体内で多くの疾病の原因になりえます。重金属が体内にあると体が弱くなっていくので、ウィルスや細菌が引き寄せられることになります。
「病気と障害」より
シータヒーリングで直観的に
身体を感じていくとき、
重金属の波動を感じることがあります。
日本では、かつて、
水俣病やイタイイタイ病という
重金属が原因である病気が発生しました。
ヒーリングしていると、遺伝的に、
この重金属汚染を引き継いでいると
推測される場合もあります。
私は、重金属汚染について、
工場排水による公害という
認識しかありませんでした。
過去2500年近く、人類は水銀は「若さの泉」だと思い込んでいました。水銀はすべての病気を癒す究極の薬であるとか、不死の秘薬、無限の知恵の源などと呼ばれてきました。古代中国の医学では、水銀が崇め奉られており、すべての問題に終止符を打つとヒーラーが断言した水銀のエリクサー(霊薬)を飲み、数え切れないほどの皇帝が命を失いました。
「メディカル・ミディアム」より
イギリスやその他のヨーロッパの国々でも、水銀エリクサーは大人気でした。新世界が発展していく過程でも、水銀を調合したドリンクが脚光を浴びました。(略)いかなる患者に対しても水銀溶液をグラス一杯飲ませることでした。(略)この治療法は特に流産を促したり、女性が自分の意見を主張する「女性ヒステリー症」と名付けられた病気に対して、もっとも頻繁に用いられました。
「メディカル・ミディアム」より
水銀を積極的に服用していたという
過去については、
驚きを隠せませんでした。
重金属は、脳へも運ばれていきます。
水銀が癌やウィルス、最近の燃料になるもののトップだからです。水銀被爆により炎症が生じ、鬱病や不安神経症、注意欠如・多動性障害、自閉症、双極性障害、神経障害、てんかん、疼き、感覚麻痺、チック、けいれん、ほてり、動悸、抜け毛、記憶障害、精神錯乱、不眠、性欲減弱、倦怠感、偏頭痛、甲状腺障害など、多様な症状や病気で患者は囚われの身となります。
「メディカル・ミディアム」より
鬱病を患う人は、自分が病気を招いたのだとしょっちゅう言われます。これは水銀がもたらす、「被害者自身が責められる」という構図です。鬱病の症状は、知らないうちに水銀に被爆した患者の辛さを代弁しているのです。
「メディカル・ミディアム」より
私は紀伊半島に住んでいるとき、
丹生の神社の近くにいました。
(奈良県丹生川上神社)
丹生とは古代、水銀の産地だったと、
聞いていました。
三重県にも移り住みましたが、
三重県の鉱物「辰砂」は、
硫化水銀からなる鉱物。(2016年に選定)
辰砂は別名「賢者の石」、
赤色硫化水銀、丹砂、朱砂とも
呼ばれるそう。
日本では古来「丹(に)」と
呼ばれていた辰砂。
神社の鳥居の朱色の起源ですね。
錬金術では、硫黄が男性原理を表し、
金属の父とされ、
水銀が女性原理を表し、
金属の母とされたといいます。
重金属とのかかわりには、
歴史的な理解も必要だと気づかされました。
新鮮な果物と野菜、セロリジュース
「メディカル・ミディアム」の著者が
運営するサイトには、
健康についての情報が発信されています。
著者アンソニーが発信する情報には、
かのエドガーケーシー療法と
拮抗するものもあるようです。
私には、かつて、
エドガーケーシーに心酔する知人がいました。
リンゴとレタスを中心に、
こだわりの食生活をしていました。
付き合いで、
リンゴダイエットを試したことも
あります。
自然療法である肝臓クレンジング、
レバーフラッシュを
実践したこともあります。
これらのオイルベースの飲み物は、摂取後1日で便の中に胆石らしきものが混ざって排出されるため、効果があると考えられています。しかし、これは誤りで、胆石らしきものは飲んだオイルです。体に大量のオイルが入ると、消化器系はそれが容易に体外に排出されるよう粘液で包んで小さな球状にします。(略)これは過剰な負担を背負っている肝臓を助けるための体の働きです。
「メディカル・ミディアム」より
夫は、胆石の手術をしました。
胆石を1つずつ除去するのだと
想像していたら、
3センチほどの木の実のようになった
胆嚢が切除されてきました。
*
自然療法といっても、やはり、
人間の身体は、不自然なデトックスは
受けつけないのかもしれない、
そう感じました。
著者アンソニーが勧めるのは、
オーガニックな果物や野菜。
古来から、人間が食していた
シンプルな食材たち。
実際にすべての消化器の疾患を解消するための第一歩は、胃の塩酸の供給を回復させ、消化器系を強化することです。
「メディカル・ミディアム」より
そのためにできる驚くほど簡単な方法があります。それは毎日、空腹時に搾りたてのセロリジュースを16オンス(約473cc)飲むことです。
セロリには固有のナトリウムの組成があり、それらの無機塩類は生理活性を持つ大量の微量元素や栄養素と結びついているからです。
「メディカル・ミディアム」より
私は果物が好きなので、
果物は若さの泉、果物と仲良くなる
という記述にうれしくなりました。
果物は癌の「エサ」にはなりません。それどころか抗癌性があります。
「メディカル・ミディアム」より
果物は健康の泉であるということです。そして私たちはずっと昔からこの事実を知っていました。
「メディカル・ミディアム」より
祖母は、私が体調を崩すといつも
リンゴを擦ってジュースをつくってくれました。
野菜は、紀伊半島にこもった
10年間で好きになりました。
畑から採ったばかりの野菜に
囲まれていたからです。
そういえば、小さいころ、
田畑が少ない地元、有馬温泉で、
父が夏野菜を作ってくれていました。
小さいころに馴染んだ、
野菜と果物への愛着を思い出し、
心身を健康にととのえていきたいと
思います。