身体の中で答えを感じる
もしある悩みごとをかなり長期間持っていれば、おそらくそれについて述べ、それを説明する言葉をつくっていて、もうその言葉から離れられなくなっているかもしれません。よくあることです。(略)
ジェンドリン箸「フォーカシング」
いつもそういう言葉が中間にあると、明らかに何もシフトしません。悲観的な言葉なので、変化の可能性を否定しています。
人間は語る言葉でつくられる、
というのが、社会構成主義の立場です。
そのように語るから、
そのように現実が形成され続ける。
フォーカシングで、
全体的な問題の感覚(フェルトセンス)を
感じていこうとするとき、
定番の言葉をやり過ごしていくように
教わります。
自分の知っていることを無視して、
実際に身体がどう感じているかを
新しく見つけ出さなくてはならない。
身体の中で、答えを感じようとする。
からだが全体として感じわけることは、思考や感情が行えることとはくらべものにならないくらいに、多くのことを示しているのです。
ジェンドリン箸「フォーカシング」
身体がもつ可能性は
かなり壮大で、合理的ですね。
からだはいつもいい気分に向かおうとする傾向があるものです。それは、複雑な生命維持のシステムです。
ジェンドリン箸「フォーカシング」
ヒーリングをしていると、
言葉をこえた癒し(=調整)がおこるのを
体感します。
身体の調節機能にゆだねていくと、
現実が動いて、人生が変わっていく。
調和の姿勢を取り入れたことで、
随分と、現実的に、着実に、
行動ができて、人生が動いていくことを
実感しています。
やはり、悲観的な言葉は、
前進を生まない。
変化をうながすことなく、
現状維持を続けて、
人生に行き詰まった状態を
続けてしまうようです。
言葉にすると変わらない
問題を言語化して、
言葉で解決しようとすることには、
限界がある。
調和して、安定した状態で、
身体にふれるだけで、
身体をとおして、
たくさんの情報が行き来して、
変化が起こる。
潜在意識を変えると意図して、
言葉で変えようとするよりも、
問題の感覚(フェルトセンス)が
変わっていくように、
問題を感じて、問題にふれていく。
・・・
言葉が、
そのプロセスを邪魔しないように。
言語化しなくったって
櫻坂46「無言の宇宙」
すべて伝わるんだ
言葉の多さが邪魔をする
身体は正しさを知っている
すべての悪感情は、正しさに向かって動ける空間をあたえれば、もっと正しいありかたの方に行くための潜在エネルギーになります。
ジェンドリン箸「フォーカシング」
ブルチックの感情の輪という
感情の分類があります。
感情を「快/不快」その「強さ(深さ)」
によって、分類する。
不快の感情は、不快(ネガティブ)で
あることのお知らせで、
固定し続けなければ、快方へと向かう。
複雑で緻密、合理的な
生命維持システムである身体は、
快方へと向かう機能を備えている。
不快に留まり続けるのは、
ストレスフルな状態にさらされ、
言葉で固定的な自己表現を
繰り返すからではないでしょうか。
*
精巧な生命維持システムが、
自然に機能していくように、
人生に、そして、心に身体に、
ほどよいゆるみと余白(空間)を
もたせてあげたいですね。
クラニオセイクラルでも
ただふれるだけで、
身体がバランスをとりもどしていく、
ということがありました。
まずは、身体に親しむ
身体の中に答えを感じていく前に、
身体に親しんでおくことも大切ですね。
頭で考えがち、思考がぐるぐるしがちの場合、
まずは、身体に親しんでみましょう。
感情も心も、身体に由来するものなので。