12星座(サイン)のテーマを色をあらわしてみます。
星座のテーマをあらわす色は、
いくつかあります。
ここでは、ルーラー(支配星)ごとに、
星座カラーを考察してみます。
12星座のサインには、
それぞれ、ルーラーといわれる天体があります。
天体とは、太陽と月を含む、
太陽系の惑星たちです。
冥王星ゆかりの星座
冥王星を「支配星(ルーラー)」とする星座、
冥王星が「守護星」である星座は、
さそり座ですね。
冥王星は、
1930年に発見され、
太陽系の9番目の惑星とされていたのに、
2006年に準惑星となった天体。
冥王星が発見されるまでは、
さそり座のルーラーは火星だったため、
いまも、火星は、
さそり座のサブルーラーとされています。
冥王星は、月の直径より小さくて、
冥王星の衛星であるカロンが、
冥王星の1/2より大きいために、
2重天体とみなされることもあるとか。
ローマ神話の冥府の王である
プルートと命名され、
肉眼でみることもできない冥王星。
海王星よりさらに遠くに位置して、
死をこえた先にあるような、
そんな星です。
死と再生。
破壊のあとの創造。
魂の世界。
占星術で、冥王星は、
そんな、
境界をこえた先にある場所を表現する天体です。
死と再生ほどにきわめていく
イメージのバイオレット。
魂が生まれる場所。
あらゆる可能性を秘めたブラック。
248年かけて
太陽のまわりを公転する冥王星。
ひとつのサインに約12~32年とどまり
じわじわと影響をおよぼします。
冥王星がはいるサイン(星座)は、
根底からの見直しをせまられたりします。
魂の状態で望んだままに
生きていないなら、
積み重ねてきた経験すべてを覆して、
もう一度やり直し、みたいな。
天王星は革命の星で、
政権は変わっても国は残る。
けれど、
冥王星がもたらす破壊と再生は、
国自体も完全に滅ぼしてリセットされる。
怖いような気がしますが、
そこまで徹底したら、
生きながらにして、
生まれ変わることができるでしょう。
リボーン(再誕生)という恩寵。
<冥王星のキーワード>
・破壊と創造。
・始まりと終わり。
・死と再生。
・魂が還る場所。
・謎。
・徹底的。絶対。
・極限。
冥王星はじめ、
土星の向こう側の天体については、
こちら。
さそり座 Scorpion
・水のエレメント(冷コールド*潤モイスト)
・8番目の星座
・不動宮(固定宮)・・・季節を続ける星座
・女性宮
さそり座のカラー
冥王星にゆかりのあるさそり座。
水のエレメントで不動宮、
女性的なさそり座は、
てんびん座が
かろやかに広げた調和の世界のから、
関心をもった場所を深く極めてみるサインです。
存在意義まで問うて、
深く深くほりさげていくと、
ついには、
冥王星の領域まで届いていくことでしょう。
水のエレメントのうち、
活動宮であるかに座や、
柔軟宮であるうお座には、
水に流れ(動き)があるイメージです。
だけどさそり座は不動宮なので、
その場所を動かず、
ひたすら深めていく、
まるで底なし沼にしずみこんでいくような
そんなイメージかもしれません。
極めていくイメージ。
死と再生のイメージは、
赤と黒、2つがセットになっているようにも。