人生のサイクル
人生には
いくつかのサイクルがありますね。
トランスサタニアンでは、
天王星がもたらしてくれる
7年ごとの変容サイクル。
土星も約30年でひとめぐりします。
土星が生まれたときの星座にもどってくる
サターンリターンでは、
人生の転機が訪れることがおおい。
(30歳、60歳)
風の時代がきた、といわれますが、
元になっているのは、
木星と土星がならぶコンジャンクション。
こちらは、約20年というサイクル。
景気は波のように循環していくことから、
景気の循環を分析するのが、
キチンサイクルという考え方。
景気の循環には4つの波がありますが、
建物や施設の建て替え(建築需要)の
周期「クズネックの波」が
ちょうど約20年です。
そんな風に、
星の影響を感じて、
宇宙の流れにのっていきながら、
中期的なサイクルを意識して、
人生の中期的な目標を設定すると、
1年ごとに自分の人生を俯瞰して、
自分の現在地を確認することができます。
数秘術では、
パーソナルイヤーナンバーといって、
1年をとおしてのテーマとなる
数秘(数字)を計算します。
パーソナルイヤーナンバーに
ついてはこちら。
1~9までのパーソナルイヤーナンバーは、
種まきから枯れるまでの、
植物のサイクルにたとえられます。
12星座も、誕生から
魂が生まれる場所に還るまでの
成長ものがたりをあらわしています。
12星座(サイン)が対応している、
1~12のハウス(部屋)も。
数秘と星座(サイン・ハウス)を
対応づけて感じてみるために、
9年でひとめぐりの数秘のサイクルと
星座の成長ものがたりをまとめてみました。
種まき。はじめる(1)
牡羊座。1ハウス。
まだ、自分以外の世界は知りません。
自分のことをしっかりみつめる時期。
この世に生まれた、始めたことは、
自分(種)自身の意志ではないかもしれないけど、
生まれた世界で、しっかりと自分を認識します。
そして、内に秘めた、
成長する、変わっていくという衝動を、
自覚します。
水やり。根をはる(2)
地表にはまだ、
目に見える変化はあらわれていません。
しっかりと水やりをする時期。
自分のもっているもの、
体感できる範囲の環境を見定めます。
自分になにがあって、なにがないのか。
2ハウスは所有のハウス。
自分に備わっているものも、
しっかりと感じます。
外からうかがえる変化はなくても、
地中でしっかりと
満ちて発芽していくプロセス。
まずは地中へ、根をのばしていきます。
この時期は水やりの時期。
必要なものをしっかりと吸収します。
パーソナルイヤーナンバーが11の場合
種の中で、哲学的な模索をしているかも。
自分はいったい何者で、
どんな世界をつくりたいのか。
これは9ハウスのいて座にも
通じる心理状態ですね。
芽がでる(3)
双子座。3ハウス。
ようやく地表へ。
はじめて世界を目にして、
好奇心にあふれた状態。
見るもの聞くもの、すべてが新しい。
とってもピュアな好奇心で、
空気をキャッチしながら、
すくすくと明るく軽やかです。
成長する。土台をかためる。(4)
蟹座。4ハウス。
乙女座。6ハウス。
成長していく。
どんな風に成長していくのかは、
植物によってさまざま。
のびて、広がって、生い茂る。
葉も茎も根も。
生命を謳歌して、成長していく。
しっかりと土台がためをする時期です。
パーソナルイヤーナンバーが22の場合
周りの環境の影響もあって、
ちょっと限界を感じたり、
おたがいさまをあじわったりもして、
苦味もあじわいながら成長していくことでしょう。
この苦味もある感じは、
社会にでていく寸前の乙女座的といえるかも。
自由にのびる。(5)
獅子座。5ハウス。
のびのびと。
成長していくとき、
自由におもうまま、
創意工夫していく場面もあるでしょう。
もしかしたら、
まったく違った方向へのびることに
チャレンジするかも知れません。
数秘5の年は、そんな時期です。
それってまさしく、
クリエイティブを楽しむ、
5ハウスのテーマの時期でしょう。
花がさく。繁栄する。(6)
天秤座。7ハウス。
花がひらいて、繁栄する。
うつくしさを、調和をあじわう。
植物は、花を咲かせるために
存在しているわけではありませんが、
花は「華」でもあり、
いちばんうつくしさがあふれる時期です。
パーソナルイヤーナンバーが33の場合、
この年に感じる愛の発露は、
異次元レベルかも知れません。
あなたが宇宙から抱きしめてきた、
純粋は周波数の愛を表現するのでしょう。
6ハウス、乙女座のテーマも、
数秘6のうつくしさを含んでいますが、
社会性をおびる7ハウスからが
数秘6の年とみなすほうがしっくりきます。
はなやかな調和の世界の片隅で、
静かに数秘7のテーマがはじまっていく感じ。
内省する、意図する(7)
蠍座。8ハウス。
射手座。9ハウス。
収穫の前の静かな時間。
果実を充実させる時期であり、
種にこめる思いをしたためる時期でもあります。
数秘7は行動して検証(内省)するという、
2つのプロセスを含みます。
蠍座が深めて、
その結果をもって、射手座が意図する。
深めて終わりではありません。
天秤座がかろやかに広めた調和の世界を、
山羊座で、より実質的なものにするために、
蠍座と射手座のプロセスが必要になってくる。
この数秘7のプロセスは、
次の数秘8の収穫だけを意図したものではなくて、
このサイクルが終わった
次の種を準備するものでもあります。
実り。収穫する。(8)
10ハウス。山羊座。
実る。収穫する。
現実での成果を受けとる時期です。
このサイクルでの実りの時期。
はじめにたてた目標は達成できましたか?
終える。昇華する。(9)
11ハウス。水瓶座。
12ハウス。魚座。
終える。枯れる。
始めたものは終わります。
無から有ができて、また無に還る。
だけど、
始めるまえと同じ状態ではない。
このサイクルで得たことを昇華させて
次へという感じです。
収穫したものを精査して、
よりよくするには?と、
最終チェックするのが水瓶座のイメージ。
魚座になると、
そのままありのままでいい、
という境地です。